BOOK全五巻を読んだ日の日記

子どものころから私は本が好きだった。絵はなくてもよくて、文字が多くて分厚い本が好きだった。
 
通っていた幼稚園には、同じ地区の誰かが図書室で選んだ本をその地区内で回覧してから返却するシステムがあったが、絵本が好きなひろくん、図鑑しか借りてこないりょうくん、そしてとにかく長い物語を選んでくる私でまったく趣味の合わない本を回し読みしており、私のセレクトはいつも2人に嫌がられていた。
 
 
そんな私にとっての舞台「BOOK」は、心躍る場面の連続でありながら、物語を愛する人が作った優しくてどこか懐かしい味わいのある不思議な作品だった。
舞台作品としての熱量、目を奪われるアクションの力強さとかっこよさ、演劇的な演出の妙、舞台上の画の美しさは本当に素晴らしく、これを立ち上げてくださったみなさんに心からの拍手をおくりたい。
 
 
物語を作るということはその世界で「生きている」人を作るということだと思う。
物語の中の登場人物が、村人Aが、意志を持ち作家が書けなくなった物語の続きを書こうとするなんてめちゃくちゃ夢のある話だ。
その理由がたった一行で設定された恋なのもめちゃくちゃ良い。
そのほんの一行がこんな9時間もある話の原因で、ということはその他のこの一言、この一文、一行それぞれのすべてにもこれだけの重みとドラマがあるのだと考えると……すごいことじゃん!?!?
登場人物一人一人の背景や心の内が語られるごとに、きっと他のすべての登場人物それぞれにもこれがあるんだと理解させられる。
想いの方向や性質ではなくその膨大な量(量というはかり方が妥当かどうかわからないが)に思いを馳せたのは初めてかもしれない。
 
 
舞台映画小説何かしらの物語の中でたまに、このキャラクターはストーリー展開上の装置としてここに置かれているなと感じることがあるのだけど(そしてそれにちょっと憤ったりするのだけど)、このBOOKという物語を書いた作家がいるということにめちゃくちゃぐっときている。こんなん愛じゃん。作家である自己と物語という存在の対話じゃん。
この人がたった一行でわかりやすくめちゃくちゃにした人生が山のようにあるほかの作品などを思うと余計に、これ抱えてあれも書いてんのかよ……と……。
ちょっとした本音みたいなものでフフッとなったりもした。回収されない伏線の美しさとか。
 
ウィンダム関連で好きなポイントをいくつか挙げるとすればやっぱり墓標かな。
自分の愛する人のために行間の住人を犠牲にしたことをこの人は無かったことにはしない、その重み。見たこともないオベルクの風景が瞼の裏に浮かぶ気がしてしまう。ここ演出もとても綺麗だったな!
エウ=リカが愛しくて愛しくてたまらないと語るウィンダムの表情も素晴らしく良かった。
あとBOOKの世界には「歌」が存在しないという設定すっっっっごく良かったな。
「音楽」はあるっぽかったけど、文字では表現できないものだし、その歌のメロディのちょっと物悲しい感じとかそういうのもノスタルジーを感じますね。物語本編の王道ファンタジーっぷりも「懐かしさ」だと思う。
 
 
「すべての物語がハッピーエンドではいけないのか?」に綺麗な答えを返すことはできないけど、私はこの物語に触れている間幸せだった。
現実を離れ、物語の、行間の人々に思いを馳せ泣いたり笑ったりして、9時間!?とびびっていた上演時間も思いのほかあっという間に過ぎた。
最後に猫の騎士が言ったように子守唄であれば、それが唄われ続けていれば終わり方なんてどちらでもいいのかもしれないし。
 
 
 
「終わりを告げた物語は永遠の行間へと広がりを続ける」
この物語に外側の私ができることがあるとすれば、エウ=リカアンソロジーの企画とかですか?
 

BOOK全五巻を読んだ日の日記

子どものころから私は本が好きだった。絵はなくてもよくて、文字が多くて分厚い本が好きだった。
通っていた幼稚園には、同じ地区の誰かが図書室で選んだ本をその地区内で回覧してから返却するシステムがあったが、絵本が好きなひろくん、図鑑しか借りてこないりょうくん、そしてとにかく長い物語を選んでくる私でまったく趣味の合わない本を回し読みしており、私のセレクトはいつも2人に嫌がられていた。
 
そんな私にとっての舞台「BOOK」は、心躍る場面の連続でありながら、物語を愛する人が作った優しくてどこか懐かしい味わいのある不思議な作品だった。
舞台作品としての熱量、目を奪われるアクションの力強さとかっこよさ、演劇的な演出の妙、舞台上の画の美しさは本当に素晴らしく、これを立ち上げてくださったみなさんに心からの拍手をおくりたい。
 
 
物語を作るということはその世界で「生きている」人を作るということだと思う。物語の中の登場人物が、村人Aが、意志を持ち作家が書けなくなった物語の続きを書こうとするなんてめちゃくちゃ夢のある話だ。その理由がたった一行で設定された恋なのもめちゃくちゃ良い。
そのほんの一行がこんな9時間もある話の原因で、ということはその他のこの一言、この一文、一行それぞれのすべてにもこれだけの重みとドラマがあるのだと考えると……すごいことじゃん!?!?
登場人物一人一人の背景や心の内が語られるごとに、きっと他のすべての登場人物それぞれにもこれがあるんだと理解させられる。想いの方向や性質ではなくその膨大な量(量というはかり方が妥当かどうかわからないが)に思いを馳せたのは初めてかもしれない。
 
舞台映画小説何かしらの物語の中でたまに、このキャラクターはストーリー展開上の装置としてここに置かれているなと感じることがあるのだけど(そしてそれにちょっと憤ったりするのだけど)、このBOOKという物語を書いた作家がいるということにめちゃくちゃぐっときている。こんなん愛じゃん。作家である自己と物語という存在の対話じゃん。この人がたった一行でわかりやすくめちゃくちゃにした人生が山のようにあるほかの作品などを思うと余計に、これ抱えてあれも書いてんのかよ……と……。
ちょっとした本音みたいなものでフフッとなったりもした。回収されない伏線の美しさとか。
 
ウィンダム関連で好きなポイントをいくつか挙げるとすればやっぱり墓標かな。自分の愛する人のために行間の住人を犠牲にしたことをこの人は無かったことにはしない、その重み。見たこともないオベルクの風景が瞼の裏に浮かぶ気がしてしまう。ここ演出もとても綺麗だったな!
エウ=リカが愛しくて愛しくてたまらないと語るウィンダムの表情も素晴らしく良かった。
あとBOOKの世界には「歌」が存在しないという設定すっっっっごく良かったな。「音楽」はあるっぽかったけど、文字では表現できないものだし、その歌のメロディのちょっと物悲しい感じとかそういうのもノスタルジーを感じますね。物語本編の王道ファンタジーっぷりも「懐かしさ」だと思う。
 
「すべての物語がハッピーエンドではいけないのか?」に綺麗な答えを返すことはできないけど、私はこの物語に触れている間幸せだった。現実を離れ、物語の、行間の人々に思いを馳せ泣いたり笑ったりして、9時間!?とびびっていた上演時間も思いのほかあっという間に過ぎた。
最後に猫の騎士が言ったように子守唄であれば、それが唄われ続けていれば終わり方なんてどちらでもいいのかもしれないし。
 
 
 
「終わりを告げた物語は永遠の行間へと広がりを続ける」
この物語に外側の私ができることがあるとすれば、エウ=リカアンソロジーの企画とかですか?
 

ダブルブッキング2nd!を観てくれ2nd

観劇オタクのみなさんやっほー!舞台観てますか?今さ、新宿でめちゃくちゃおもろい舞台やってるから週末空いてたら来て。お願い。

no-4.biz

 

※以下ネタバレあります

※みんな観てよー!って言いたい記事なんだけどただの私の壁打ち感想です

 

 

ダブルブッキング2nd!のどこが好きなのか考えたとき、やっぱり作品中の何としてでもこの企画をやるぞ!っていう皆が一丸となって頑張るパワーだなと思う。

めっちゃ普通のこと言ったけど、全員愛を持って一生懸命な姿見たらこんなん応援せざるを得ない。しかも演劇のために頑張ってる話だし。

今作には悪い人が出てこない。だから良いということでもないし、ちょっと落ち込んでたり荒れてたりする人はいるんだけど、そういう人たちもぶつかり合いながらだんだん前を向いて開場まで突っ走る姿がシンプルにめちゃくちゃ良い。

 

「なんで理想を語っちゃいけない」「赤字になったら責任取れない」「なんで客に媚びなきゃならない」「媚びてるんじゃなくてニーズに応えてる」「やりたいならリスク背負えばいい」「費用対効果」

このあたりの台詞は、今作は舞台の話なんだけど実生活の中で自分の仕事で同じようなジレンマを抱えてる人も多いんじゃないかと思う。現実の世界には頑張ってもうまくいかないことも、お金の問題で妥協せざるを得ないこともたくさんある。

でも結果は結果として、自分はこのために100%手を抜かず頑張ったのか、これを胸張って自分の仕事だと言えるのかみたいなとこだよなあと思ったりもする。 自分が手抜いたなってときも迷ってるときも自分が一番わかってるもんね。「劇場が役者を選ぶ」にもきっとそういう側面もあると思う。

「多分」と言った藤崎さんが「絶対大丈夫だ」と言い直す、急遽繋がなきゃいけなくなった菊島さんが「なんとかするから心配すんなって伝えてくれ」と言い切る、 桐子さんが舞台を良くするために「私が言ってるんだからやって」と命令する、この熱量と信じる気持ち本当にかっこいい。「絶対」なことなんてないんだけど、ベストを尽くす、ベストな選択をすると自分に誓ってるからそう言い切れるし人にも言えるんだよ。

本気って伝染するから、ダメ出しや感想もらうことすらできなかった静ちゃんや秦くんに途中で火がつくのもみんなまっすぐで良いなと思う。 「探してこい!」と命じられた三木くんが嬉しそうに走り出すのも、桐子さんの無茶な「やって」を受けた麻耶ちゃんが全力で走るのもめっちゃ良いなあ~~~と思うんですよね。状況はめちゃくちゃだけどみんな楽しそうでワクワクしてて。 良い職場かよ…!!!

 

紀伊国屋側を多めに観ているのですが、私あの終わり方が大好きで。最後の最後で役者の怪我が判明し、それでもなんとか上演するために全員があれこれ協力しようとする流れもアツいし、行ける、よし行くぞ!となって、全員すごい良い顔してて、役者のいない舞台と袖や裏から劇場全体に響く「開場します!」「よろしくお願いします!」の声。泣くだろあんなん。泣くからみんなハンカチ持ってた方がいいよ。

舞台演劇の裏側にあるたくさんのドラマを見せてきて、役者もスタッフも本当にいろんな人が関わって舞台ってできてるんだとこちらも思った最後の全員での「よろしくお願いします!」良すぎる。

作中で「拍手は金では買えん」「拍手が聞ければそれでいい」というような台詞が何度かあるんだけどスタッフ役の役者から出る言葉なんですよね。今作もカーテンコールで舞台上にいるのは役者のみだけど、もちろんこの舞台に関わった全ての人に拍手しています。させてください!!

私が今回観に来てるきっかけは三好さんなんだけど、キャストのファンも、演劇ファンも、ちょっと興味あって来た人も、誘われて来た人も、いろんな人がいるけどみんなで同じ作品を観て笑ったり泣いたりしてる時間が本当に好きだなと思う。三好さん、良い舞台に出会わせてくれてありがとう。

 

 

 

終盤だし、そのほか好きなシーンの話もしようと思う。思いつくままに書くので順番めちゃくちゃでごめん。そして思い出したら追記します

 

紀伊国屋ホール>

・スープストッカーSAMの、最初にわかりやすく「役者が間に合わない」を教えてくれる場面。菊島さんと秦くんの「どうすんの…」の空気毎回ちゃんとおもろい。絶妙なんだよなー間が

・パパとジミーの回想、これネットニュースで写真見て何やってんだ??ってなってた。スナドリネコとの格闘シーン、見たかったかもしれん。ないのか

・劇中劇の役と役者役の切り替わり、楽しい~!ゲネプロを見たことなんてないけど、きっとこういう感じなんだな~と思う振る舞い

・ジミーが浜松町で女の子とイチャイチャするシーンがカットされて不満げな秦くん。お前ってやつは…

・秦くんと日下部くんの若手2人組感かわいい

・藤雨入って稽古してて声がでかすぎる興梠のセリフに対しての藤崎(役)→興梠(役)「こいつ頭いかれてんのか!?」 ※台詞ウロ覚え 

・桐子さん「興梠さんもーっと声小さくて大丈夫ですー!」←言葉の丁寧さときっぱり言うやんが絶妙

・興梠につられてパパ役なのにでけえ声で入ってきてしまう日下部の声のトーンがパパに戻るグラデーション好き

・ 松丸vs菊島 私菊島さんのこと本当に視野が広くて良い主宰だと思う。 こと「表現する」仕事においては自分のやりたいことと求められるものの不一致でしんどいこと、あるよね~~!!!

・赤字になったら「続けられない」←続けたいんだよね…!!!

・儲けたいとか思ってるわけではなくても、やりたいことをやり続けるためにもお金はいる。 後輩に身銭切れとは言えないよなあ、わかるよ~~~~私も残業しろって言えないもん。でも桐子さんにもギャラ払って

・桐子さんの泣き出し方リアルだし堪えられず謝っちゃうのわかる。麻耶ちゃんが謝ったらダメって言うのも本当にわかる。わかってるけど泣いちゃうのも本当に本当にわかる……自分の不甲斐なさね……

・麻耶ちゃん「松丸さん女々しいですよ」かっけえ

・「ぐえ〜〜〜〜〜ん(泣)」天才?

・陣内さんの清々しいキレっぷり。秋田出身なのに「こういうときの関西弁は気持ちが乗る」でこの人ももしかして昔役者やってたことあるのかなーとか想像した

・熊野さん登場時の名乗りもかっこよくて超好き。磯部さんのトーンも好き。トップスでのやりとりも好き

・舞台監督助手のうた(メロディ違いが存在するの笑う)

・日下部くん、足怪我してるの隠すのに本気すぎる。あんなニコニコ帰ってきて…紀伊国屋2回目以降あのゆっくり歩いて行くシーンで泣きそうになる

・日下部くんの怪我がバレたあとの泣いてしまう感じもめちゃくちゃリアル。自分を責めてしまうのわかるよまじで……こっちも泣いちゃうよ……

・藤崎さんが興梠さんの台詞を戻したいと言う一連の台詞。ここ絶対泣いてしまう。こんなに人の心を動かす興梠さんがあの感じなのも良い

・井出くんの登場本当に最高。おもろすぎ。本当に気の毒。

・松丸さんに舞台に立て!って言う菊島さん、からの一連激アツすぎる。そりゃジャッカルのお客さんはそれが見たいかも

・菊島松丸の握手、どのパターンも良い〜〜〜〜〜!照れてるときも噛み締めてるときもあってでも全部わかる。ここで秦くん日下部くんがニコニコなのも良い

・ここまで全部良いのにこんなに熱いのにスープストッカーSAM絶対面白くないだろと想像してしまう感じが絶妙

・チャーリーさんと磯部さんのシーンの雰囲気、2人とも長い時間演劇を愛してきた人のそれでぐっとくる

・チャーリーさんの「天空旅団以外では芝居はやらねえ」が良すぎて良すぎて。前作観てないけどこの人にとって芝居がどれだけ情熱をかけたもので大切なものだったかを感じる

 

 

<シアタートップス>

・劇中劇『阿弖流為の秘匿』これまじで内容気になりすぎるだろ。藤崎さんが書いてるんでしょ…?

・スープスチーラーズ…?ジャッカルの4人が全然違う芝居するの楽しい

・秦くんこっちの芝居楽しくなっちゃってるの素直だ。テンションあげるの楽しいのわかる

・劇中でも触れられるけど2作のスープ縛りに気づいたときのなんとも言えないじわじわ感。まじでなんでだよ

・るみちゃんのゲロうますぎるので絶対笑っちゃって悔しい

・井出井出と興梠

・削った興梠の台詞に合わせる藤崎のシーン大好き

・興梠さんのまっすぐな演劇と作品への愛よ。「救い」すぎる。こんなにオモロなのに救い

・赤子を高速で揺らす動きツボすぎる これ舞台の端のあたりでエリカさんがレクチャーしてるときあってそれもツボ

・エリカさんるみちゃんの顔の険しさ声のデカさ良すぎ

・秦くんにブチギレ静ちゃん←最高

・松丸くんにガンとばして最終的に女々しいって直接言っちゃう麻耶ちゃんも麻耶ちゃんにわざわざ俺なんかした?って聞いちゃう松丸さんも似た者同士だな

・チャーリーさんのダメ出しの勢い

・チャーリーさんvs井出くんがあっちとこっちで追いかけっこになってるのも好き

・チャーリーさんに「銀次は良い役者だった」って言われるエリカさんの一連

 

 

<路上>

・のど飴ポケットに詰め込んで紀伊国屋→トップスに走る秦くんルンルンすぎておもろい。めちゃくちゃ軽やか

・秦くん頬押さえてトボトボ帰ってくるのもおもろい。あ〜あ

・最後めちゃくちゃ気の毒な井出くん、見てるこっちもエーンお疲れ…ありがと…ってなります

・制作のおふたり走り回っててお疲れ様

・三木くんもずっと走っててお疲れ様。ずっと走ってるけど嫌そうな顔してるときとキラキラしてるときの差がわかって楽しい

・あんなに包帯グルグル巻きなのに意外と街に馴染むグエンさんよ

 

▼千秋楽紀伊国屋ホールの当日引換券がまだWEBで買えます。劇場で直接になるけど今日の当日券もあると思う、多分!

www.confetti-web.com

 

みんな〜〜〜〜!ダブルブッキング2nd!を観てくれ〜〜!!!!

ダブルブッキング2nd!を観てくれ

ダブルブッキング2nd!紀伊國屋ホールとシアタートップスと路上で観ました。
とにかく超おすすめ!!全員観に行ってほしい!!!!
ので、以下ちょっとだけネタバレしつつ勢いのままに感想を書きます。まったく読みやすくなくて申し訳ない!私のテンションだけ伝わってほしい!!
 

 

▼あらすじと設定(公式を引用しつつざっくり)

作品世界では、紀伊國屋ホールで公演を行う演劇ユニット『ジャッカル』-Jackal-と、新宿シアタートップスで公演を行う『藤雨』-Fujisame-。2つの団体が2劇場を移動しながら同時上演を行う企画を立てていた。

ダブルブッキング2nd!ではそれぞれの劇場で開演2時間前に起きた出来事を、実際に2劇場で同時に開演し、20名のキャスト(キャスト役とスタッフ役)が役を演じながら両劇場を往き来して上演する。

役者たちの熱い思いとスタッフたちの仕事に対する情熱、それぞれの演劇人たちがぶつかり合い、劇場に渦巻く芝居熱は時間を追うごとにヒートアップしていく。開場まであと数分。果たしてダブルブッキングは成功するのか・・

 

 

①2劇場同時上演ってどういうこと

私は初演の「ダブルブッキング」を観ていないのでそもそもそんなことが可能なのか、というところからなのだけど、それぞれの劇場でそれぞれにちゃんと成り立ってる。
私は初日からここまで紀伊國屋→トップス→路上→紀伊國屋の順で観てきたのですが、初日昼公演の紀伊國屋観終えた時点で「本当に移動してる?」とちょっと疑ったくらい。これ、観れば観るほどめちゃくちゃすごい。
そして夜公演をトップスで観ると、さっき観た紀伊國屋側のストーリーで捌けていった人が、ちゃんとその流れでトップスに現れる!!ここでようやく本当に今移動してきたんだ!の実感がわきました。
紀伊國屋で伝言を頼まれて出ていった舞台監督助手がその伝言を持ってトップスに現れる、トップスから紀伊國屋に移動して合同稽古をすると出ていった役者がちゃんと紀伊國屋に稽古をしに現れる、といった具合なので2回目以降はあの人さっきからずっとかわいそうだな…とか、あぁ今あっち行くと大変なんだよ…とか誰かを追う視点でも楽しめる。すごい!!楽しい!!!
路上でも観るとさらに2劇場の間を埋められて楽しい。路上で観たタイミングが生憎の雨だったのですが、わー降ってる!みたいな表情されたり、雨も強くなってきてて…みたいなことを通話先の人と喋ってたり。劇場で起こったことを観た後だと、喜怒哀楽そうだよねえ!そうなるよねえ…!と思いながら見守れます。
 
ちょっと脱線するけど「外」を通ることで、あの新宿の空気感の中に舞台のキャラクターたちも生きていて、この1人1人に、そして街行く人たちにもきっとそれぞれのドラマがあるんだろうみたいな感覚になれて良かった。私は劇場は非日常だと思っているけど、そこで描かれる人の「日常」がちゃんとあった。これは劇場の中で舞台を観ることでは得られない感覚でとても新鮮。
ぜひみなさん3パターン体験してほしい…!!!でも1回でもめちゃ楽しい最高!!になれる!!公式HPに出演比率とか載ってるし(超親切!!)好きそうなテイストの劇場を選んで、とりあえず観てほしい……!!!
 
 

②演劇が好きな人たちがつくる演劇が好きな人たちの話を観られるのって、演劇好きとして最高じゃん?

構造の面白さの話を先にしたけど、実は私そういうトリッキーなことよりシンプルに芝居の良さで捻じ伏せられたいのですが…のタイプです。メタっぽい笑いもあんまり好きじゃない。私の他にもいるでしょう、そういう人間。
「ダブルブッキング」はめちゃくちゃ面白いよ!という評判は聞いてたのですが、今回は新作だしな~とちょっとだけ警戒していたところもあって。
それが!!しかし!!!!構成の面白さもある上にストーリーも芝居もめちゃくちゃ良い!!!!!!!!
上でも少し触れたけど、展開がアツい。演劇ってなんだろう、何のためにこんなことやってるんだろう、といろんな人がいろんな角度から悩んで藻掻く姿を、想いに共感したり応援したりしながら観た。泣けたし、観終えての感想が「演劇って良いな」になる。
作品全体がすごくポジティブなエネルギーに満ちていて、胸いっぱいです。
特に好きだったところとして、みんなが作品への愛と誇りを持っているところ。面白いことやろう!楽しいことやろう!の強い思い。こんな現場で生まれる演劇を観られる観客は幸せだよ~~~
ギリギリの状態で頑張る人たち、を演じる、ギリギリの状態で頑張る人たち。これが本当に良くて、実際の演者の頑張りとかライブ感が作品のストーリーとエネルギーとの相乗効果でもうね、私には客席で爆笑して泣いて手がちぎれるくらい拍手することしかできない。
 
演劇の話をする演劇なので、リアルで刺さるセリフもちょっと自分自身をを省みてしまうような部分もあります。
でも私いろんな属性のお客さんみんなが一緒に笑って泣いて楽しめるこの作品が大好きだし演劇のそういうところが好きだよ!!
 
 

③魅力的なキャラクター

まじでみんな良いんだよな~~~~~!!!
観劇後にずっとあの人良いよね、あの人面白かったよねの話ができる。無限にできる。みんな大好きになる。
全員の良さを言いたいけど特に!の人を何人か挙げると、
三木(ジャッカル舞台監督助手):MVPでしょ。もう途中から出てくるだけで面白い。
チャーリー若松(花屋):「天空旅団!」「ダダンダダン!」で大泣き。前作観てないけど想像でブワッてなったし多分合ってる。でも面白くもあるから笑い声も起こるし、その反応が同時に起こるのが良いよね。天空旅団のファンやりたい、まだ何も知らないけど。
藤崎(藤雨主宰):最後の相談しに来たシーンが本当に本当に本当に良くて。伝わってくるものがありすぎる…それを引っ張り出した興梠のあのキャラクターも好き。
麻耶(衣装):大好き。あれになりたい(?)仕事人ぶりとラストあたりのなりふり構わぬ激走、好きです。
 
ねえ!!思い返すだけでもうダブルブッキング観たいんだけど!?!?
そしてまだ全然喋り足りない、三年に一度しかブログなんか書かないのに、追加で書くかもしれない(嚙み締めすぎて書かないかもしれない)
 
 
 
これを上演するのはきっとものすごく大変だと思うのですが、何から何まで愛があって、やってる方々もこれ楽しいんだろうな~~!!って思ってしまう。
良いもの観させてくださって本当にありがとうございます。幸せです。
 

腹黒弁天町と人生

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舞台「腹黒弁天町」を観ました。

本来の初日が中止になってたまたま持っていたチケットが初日になった12日、自分が相当くらった自覚があるのでさすがにまとめねばならぬと思いキーボードを叩いています。

 

stage.parco.jp

明治時代後期、ある田舎町に東京から若い教師の財前(福田)と山岡(辰巳)が赴任してくるところから物語は始まる。弁天町に向かう列車の中でふたりは芸者の小雪と出会い、また俗世にまみれた(?)弁天町の人々と出会い「清濁併せ呑む」ことの重要性を説かれたりする中で自分たちは迎合せず生きる!と誓うものの……という感じの話です。

 

 

※ここからゴリゴリにネタバレなので未観劇の方はご注意!!

あと半分くらい自分語りなので舞台の情報を得たい方には向いてないよ!

 

 

生きてるとたまに「そんなふうに生きられたらいいな〜」って私が空想するような人生をそのまま生きているような人に出会うことがある。多分私はそういう人への憧れがかなり強いタイプで、とても好ましく思いつつ、羨ましい妬ましいと思う気持ちと、私にはできないという気持ちの間で暴れだしそうになるのだが、この話の中では財前がまさにその「そんな風に生きられたらいいな〜」の人物にあたる。

自担にその感じの役やられて狂わないオタクおる?私は盛大に狂った。おまけに私何を隠そう自担に憧れる自担になりたいタイプのオタクである。完全に狂った。

 

実は芸者狂いでそのために生活をめちゃくちゃにしたことがあったために、物語の序盤では芸者にもまるでなびかずただただ志高くそのために生きてます!みたいな感じだった財前。他の教師たちにも迎合せず己を貫き、いろいろあって弁天町で出会った芸者・小雪に惚れて駆け落ち、最終的に心中してしまう。

対照的に山岡は序盤でこそ財前と意気投合し己の思うように生きるぞ!と息巻いていたものの、財前が他の男と揉めて行方不明になった後急に周囲に同調し、そつなく暮らし始める。

セリフの言い回しは忘れてしまったけど、そこで山岡が「財前の意識の高さ自分には重荷だったと気付いた」というようなことを独白する。多分山岡は財前のことを本当に好きだったと思うし、一緒に過ごした時間も楽しかったのだと思う。それでも、どんなに財前を好ましく思っていて自分もそうありたいと思っても、重荷だったのだ。

財前が消えた後の山岡の暮らしは安定したものであったと思う。

 

財前が再び目の前に現れた時、もう進む道を違えてしまった2人は喧嘩になってもおかしくないし、実際そういうことになる話もよくある気がする。でも財前は山岡を責めないし山岡も財前を笑わない。2人が酒を酌み交わすこのシーンは本当に優しい。財前が山岡を弱者と責めても、山岡がいい加減現実を見ろと財前を諭しても多分私は自分と照らし合わせて客席で呻くことになる。

改行まで私の話になるので読み飛ばしてもらいたいのだけど、大学を出て、多分フリーランスになる道も個人事務所みたいな感じで働くことも全然できるデザイン職であえて一企業のインハウスを選択している。就活のタイミングでも、その後仕事が苦しい時でもフリーになる選択肢はあまり私の中にはなくて、ここで働くことが自分に合ってると思っているからそうしている。でも全然違うジャンルにぽーんと転職していった人、憧れの会社に入った人、仕事は仕事でこなしつつ自分の作品制作もコンスタントに続けている人、興味が湧いた他の分野を学び直している人、子育てをしている人など周囲には本当に色んな道を歩いている人がいて、自分はそのいずれにもなれず、多分ただ定年まで同じことをするのだろうなとつまらなく思うこともある。

この舞台の2人は最後までお互いを否定しなかった。私はどちらかと言えば山岡のような人生を送っているけど、山岡が山岡自身を否定しなかったことにもすごく救われた。

どちらが良い悪い、勝った負けたではないんだよな、これ。

 

「あいつはもう一人の俺なんです。だから遠くへ逃げてほしい」と財前に自分が選ばなかった人生の夢を見る山岡の気持ちは痛いほどわかり、同時になんて勝手なことを言うんだと憤りもしている。ここ数年快進撃を続けるふぉ〜ゆ〜を追うことで夢を実現していく心地を勝手に味わっている自分のことも考えてしまう。

感化されやすい人間なので、どんな道を選ぶにせよ妥協したり消去法で仕方なく、とならないように主体性を持って自分の人生を生きようと思うのだった。

 

 

このお話に関して言えば、最後にはこのお芝居は山岡の依頼によって彼の人生を題材に作られたものだとわかり、おまけになんかめっちゃ長生きしてめっちゃ成功して金持ちになってるのでジジイやりおったな!!!wwwとなれてめっっっちゃ良いです。

 

晩年心中事件があった屋敷を買い取り、財前と小雪が死んだ奥座敷を眺めて過ごした山岡が、きらめく青春の思い出を大事にするとともに見たか財前!やってやったぜ!の気持ちでいてくれたらいいなあと思う。

 

 

 

休憩込みで3時間くらいある舞台なんですが、まじでぜんぜん飽きなかったしもうみなさん本当に達者で笑えるし最高に楽しかったです!みんな腹黒、腹割いて見せられたら良いよね本当に。信じなければ信じてもらえないんだよ。オタク的には時代背景も衣装や小物やなんやかんやも好きだし、自担が駆け落ち、心中、紙吹雪が散る演出最高すぎてそこだけのためにでも無限に通える!!!!って感じでした。

大阪公演まで何事もなく終えられますように応援しております!

 

 

優秀病棟 素通り科

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※※fusetterからの移植とまとめ直しです

 

飯塚哲人は私だ。
その視点で観た舞台です。(※あんなに仕事はできないし家庭はありません)

人生のどん底で死にたいのではなく幸せのピークだから死ぬんです!というのはすごくわかる。
もういきなり言いたいことだけ言うけど、ずっと丁寧に飯塚の人生を追っていってどこにも不幸なんてないと結論づけられたあと、「発想の逆転」「幸せだから死ぬ」と興奮して語り始める様が圧倒的ですごかった。
無傷で生き延びてしまって、きちんと存在してるのにずっとふわふわしていた飯塚の目に力が宿り身体中に血が通う瞬間を見たと思った。熱狂と興奮が上手い役者が好きです。
この人死にたい理由が明確にあるわけじゃないから生き生きするときはしちゃうんだな……(?)

これ正確に言うとその前の徹底的に辛さの理由を探そう!と音楽がかかったところから最高だった。

▼CUTT Domino YJ ver.

一気に話が核心に迫り、飯塚の記憶なのか心の中にあるものなのかがセットの転換とともに濁流のように流れていくあの場面がすごく好きだ。理由がわからなくて怖いシルクハットの男も登場する。
これはどうでもいい話だけど初見の時自分もそのクイズ聞いたことあるのに答え思い出せん〜!!となってたところ、このシルクハットの男が登場した瞬間に正解を思い出した。答えに辿り着いたときの爽快感が変なタイミングで飯塚との覚醒とシンクロしてしまった……


「得意なんですよ、命の見積り出すのが!本職ですからね!」の飯塚はもう自分を正しく見積れていないわけだけど。いや正しいとか正しくないとかそういうことではない。生きていくために最大限良い条件で自分を見積もることってちょっと勇気がいるけど、それは自分だけじゃなくて自分に関わってくれてる人たちみんなを肯定することでもあるから勇気出してバンバン高値つければ良いと思う。あの低く見積もってウダウダしてた方が気持ちが楽な感じ何なんだろうね、めちゃくちゃ心当たりあるから私も喜久枝さんにまっすぐな感情でぶん殴られたい。またそうやって救いを他者に求める〜!自分に誠実に生きようね。見積りなんて出せるもんじゃないんですよ本来。

 

不幸の種をめちゃくちゃに探し回られて、戻せなくなる!!と飯塚は叫んでいたけど、あのめちゃくちゃになった状態が最後ビルの屋上に立つ飯塚の周りに、彼の人生に関わるたくさんの人たちが見える図になってるのすごく良かった。「花畑は人間」で、いくらだ?と問いかけられる飯塚。最後に「まだわからない」って言えたのも素直で良かったなと思う。
そしてその後、最後に互いの名前を知るふたりが!良くて!!これは私の趣味というか好きな考えだけど、「名前はこの世で一番短い呪(しゅ)」なんですよ。詳しくは夢枕獏陰陽師を読んでください。嫌ならいいんだけど…とも言われつつしっかり名乗った飯塚は多分もう自殺しないし、新たに自分と関わることになった喜久枝さんの名前も受け取って、よろしくと言い合って、これからも生きていくことを受け入れたように思えました。受け入れたと言うか背負いこんだものや溜め込んだ恐怖から解放された感じか。


この感想はほとんど終盤にしか触れてないけどここまでのコメディ要素めちゃくちゃ笑えて楽しかった!!誰視点やねんって感じだけどみなさん本当に達者……あるある〜!ってなる部分もわかる〜!ってなる部分もたくさんあったし、音楽も素敵だったし、福ちゃんは終始かっこよかったし、良い舞台を観た〜〜〜!!っていう満足感がすごい。
何回か観ると感じることも変わるかもしれないので取り急ぎ2回観た感想としてこれを残しておきます。

▼CUTT しがらみHammock YJ ver.  

こちらもめちゃくちゃ良い

 

その他ぽつぽつ思ったこと

・飯塚は理論的に説明されないと納得できないタイプだと思うから、終盤の喜久枝さんが感情だけでなくたとえなども出して説明してくれたのよかったな。じゃないとあいつぜってー繰り返すぜ(闇のオタク)

・飯塚は周りの人も含めてお前の人生だという話をされてもう一度自分の見積り作り直しますと言うけど今までその考えはなかった…なの?あまりにも自分しか見えてなさすぎじゃない?周りに気遣いすぎるタイプなのに?

・飯塚哲人は周りの人間との繋がり、愛されている、尊敬されているなどなどをぜんぜん受け取れていない、こういう人間はこうのはず!と決めつける節がある(シルクハットの男クイズ)ので、そのあたりの情緒が喜久枝さんと接する中で育ったのでは?

・「何でそんな風に考えられたんです?」がめっちゃいいな。多分人に教えを乞わなければならない場面なんて彼の人生にはなかったと思うんだよね……

・飯塚哲人、お前が飼ってた希死念慮はそんなもんか?

 

 

2020年現場まとめ

●阿呆浪士(新国立劇場中劇場/森ノ宮ピロティホール

戸塚祥太/福田悠太/宮崎秋人

めちゃアツい話だった。貞四郎の人間味、悩んでしまうところ、勢いで動いてしまうところなどなど、福ちゃん良い役もらったなあと思いました。

登場人物全員魅力的で、討ち入りのシーンからべしょべしょに泣ける。内蔵助かっこよすぎんか?

主題歌今でも歌えるし踊れる。

 

 

●DANCE OLYMPIA(国際フォーラムC)

宝塚花組

れい華プレお披露目。この時はまだ2020年がこんなことになるなんて思いもせず…

1幕なんだった???と今でも思ってしまうけどパフォーマンスの華やかさとアツさで泣ける。ダンスコンサートだから…ストーリーは…ね……。2幕秒で終わる。れいちゃんはずっとかっこいい。

 

 

●JOHNNYS’ IsLAND (帝国劇場)

King/7MEN侍/ほか

これがないと1年を始められない。

ノイナの白手袋は最高。オリンピックのスケボーのくだりで名前出る!闇突きで双眼鏡上げるか悩むよね。

ジャニーさんとの思い出を語るシーンでつられてちょっと泣く。

ダンス選抜の大光めちゃくちゃかっこよかったし3部の頭は治安悪く出てきたのにTokyo experienceでエモい気分になってたら下手でやばな大暴れしてるし、ほんと7MEN侍はおもしろいグループだなと思います。

これの前阿呆浪士とダンオリ行ってこれの翌日フランス出張に旅立って帰国翌日から阿呆浪士とダンオリ行って12泊13日したの限界遠征の極みだった。

 

 

●Endless SHOCK(帝国劇場)

堂本光一上田竜也/ふぉ〜ゆ〜/他

この時もまだこの後大変なことになるなんて思わず…

コシオカテラニシがコウイチ側、ウエダ側がマツザキタイガミナト。治安悪!でも上田くん整っててかっこよくて良かったな。椿くんのダンス好きです。あとマツザキが恋すぎない?

 

 

TOKYOPOP TOUR(ell.FITS ALL

アーバンギャルド 

アンドロイド輪舞曲やばい

けっこう前の方で見られてめちゃくちゃ楽しかった!

 

 

●W FACE Musical Concert 2020(草月ホール

内藤大希/西川大貴/ほか

2020年にDAY ZEROの曲やるっていうから……。

「書きかけの小説」静かな雨の日のアーロンだった。DAY ZEROの中ではストーリーテラーだし感情の動きも大きかったアーロンにもこんな日もあったんだろうと思うと…

Wたいきってなに??かわいいのですが。

DAY ZERO一緒に狂ったお友達と飲めたのも楽しかった。

 

 

赤と黒御園座

宝塚月組

レナール夫人さくらちゃんの狂いぶりが最高によかった。月組なんかこういうドロドロのやつうまいよね…

フーケかわいい。いいやつ。

 

 

●悪魔の毒毒モンスター(よみうり大手町ホール)

福田悠太/林翔太/ほか

馬鹿馬鹿しくて良かった。モンスターの福ちゃんほとんど顔見えなかったらどうしよと思ってたけど顔はわりと見えてたしなんかかわいかった。

音楽がはちゃめちゃ良くてもうそれだけで楽しい!最後結局それで良かったの!?wwwで終わるとこまでこういう作品です!って感じ。

中別府さんキュートすぎない????大好き。

初日千秋楽が変わったりやれるのかやれないのかハラハラしながら東京全部やったのもなんからしくて良かった。やれて良かったし観れて良かった!悔いなし。

 

 

●SUPERHEROISM(品川プリンスホテル クラブeX)

中村嶺亜/佐々木大光/ほか

中村嶺亜くん、初主演舞台本当におめでとう。

大阪は中止、東京も3/23の1回のみとなったこの公演、当日券めちゃくちゃ並んでて、どれくらい入れたのかわからないけど、入れてから残りの全日程中止を聞きました。

面白かったし楽しかったしどうか再演してほしい。1回だけだから写真とか残ってるのも情報局のデジタル会報だけ。

嶺亜くん演じるゴタンダ、ほんとにかわいくて応援したくなる子で、めちゃくちゃはまってた。

大光のピーマンも、他の個性的なみなさんも、また会いたいなあ。

当日券は番号札ランダムで引く→整列→何番〜何番の方〜で呼ばれたら入場(購入できる)でした。最初立見ですと説明されてて自分の前で一度止められたときはぶっ倒れるかと思った、ここからは椅子があるので値段が変わりますという説明だった。安心でぶっ倒れるかと思った。

 

 

はいからさんが通る宝塚大劇場

宝塚花組

れいちゃん大劇場トップお披露目公演。

これも延期になり再開したと思ったら中止になりで大変だったけどやれてよかったし観られてよかった。

少尉がはまり役なのはもうわかってるんだけどより輝きが増し洗練され本当に夢の世界だった……れいはな結婚してた…………

自分の30歳の誕生日に宝塚大劇場にいたの最高の過ごし方だった。

 

 

●FLYING SAPA(梅田芸術劇場

宝塚宙組

考えること多くてめちゃくちゃ面白かった…!

でも全然考察できてないからまたよく考えたい。

ブコビッチが育てた神様ミンナの世界はブコビッチを殺して完成する。本当にハッピーエンドか?と思うけど人間は単純な善悪だけではないし相反する感情は同居するしそのぐちゃぐちゃを持って生きる人間を肯定する思想なのだとは思うので、こうやって考えることをやめさせないためのあの終わりなのだと思った。

ずっと不穏で良かった。イェレナかっこよすぎない??

 

 

○Summer Paradise 2020(配信)

7MEN侍

7MEN侍がやろうと思ったことを全力でやった公演だと思っている。初オリ曲おめでとう!!

いろんなことができるのを強みにしていってほしいなと思った。配信でもぜんぜん何回でも見れるな〜

 

フラッシュダンス日本青年館ホール/日本特殊陶業市民会館ビレッジホール)

愛希れいか/福田悠太/ほか

アレックスちゃぴちゃんがハマり役すぎた。パワフルでチャーミングでかっこいい!

オープニングの全員で歌って踊るシーンでうわっ求めてたミュージカルだ!!となってわりと泣いた。ラストも泣いた。

福ちゃんジミーもしっかり見せ場あるし福ちゃんらしさを活かせる良い役だった。福ちゃん悩みを抱えた等身大の若者の役やらせたらまじでうまい。キメるとこはキメるし!

 

 

●Endless SHOCK -eternal-(梅田芸術劇場

帝劇と同キャスト

SHOCKの答え合わせのような作品。意外に思う部分もやっぱそうだったんだ…と思う部分もあり。映像使った演出が良かったけどその映像が辛いシーン多すぎんか!?映画で使うの!?つら!!!?!

出てないけどフクダの幻覚がやばい。幻覚で死ぬ。

 

 

●黑世界 雨下の章/日和の章(配信/サンシャイン劇場/WWホール)

〜リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について〜

雨下/日和2つの章から成るお話。

現場がない時期にyoutubeで配信されたはじめの繭期2020にやられてて、その最新作ということで軽い気持ちでチケット取ったらとんでもないことになったやつ。出会ってしまった……この話は別の記事にあります。

 

○Equal-イコール-(配信)

染谷細貝ペアと鈴木三津谷ペアで見ました。

もう話がめっっっっっっっっちゃくちゃ好き。話の仕掛けも中身も全部好き。美しい。

VR配信でも見てみたけどあっその椅子私のでしたか!?となっておもしろかった。見やすくはなかったけど。これ現場で見たかったなあ。

 

 

●WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲(宝塚大劇場

宝塚月組

日本物レビューはじめてだったけど美しくて華やかですごく良かった!!月が満ちるアハ体験。

ピガールのドタバタ感もレビューのシーンも楽しくて大好き!レオがおるのにムーランルージュ閑古鳥なわけないだろいい加減にしろ。支配人も踊りな。

 

 

●幸福王子(京都劇場

本髙克樹/今野大輝

そもそも話が好きなところに自ユニから2人とか行くに決まってた。

克樹もこんぴーもめちゃくちゃ歌えるしお芝居できる……!!!

全てはゼロサム、最後まで適当なハッピーエンドから逃れられないところに馬鹿かお前らは!!と絶叫して終わる、最高。

ツバメのねむくなる歌が本当にかわいい。克樹、カテコで急にふわふわとごはんの話し始めるのやめれる??

 

 

●放課後の厨房男子(松下IMPホール

ふぉ〜ゆ〜

最終章!シリーズ通しておばかで楽しい青春物語でした。

 

 

○POP×STEP!?TOUR 2020(配信)

Sexy Zone

セクゾのコンサートって本当に楽しくない!?良曲揃いだし円盤楽しみ。

これからも微力ながら応援していたい。

 

 

●Winter Paradise 2020 〜ふゆパラ〜(国際フォーラムC)

ふぉ〜ゆ〜

「いろいろ考えた結果、踊ります」でもう最高が確定した。勝利。優勝。おめでとう。

去年ENTA!2で増えたScandalous、Velvet Touch、新しく増えたHaunted Houseほかオリ曲が本当に増えた。

越岡さんの「また今日と同じ明日が来る」も優勝の選曲でした。

10年後くらいに「あの時福ちゃんへのバースデーソング録音を集められたオタクです」って言いたい。

 

 

○Johnnys' Island FES(配信)

ハイ侍SP公演。ハイ侍コラボのbabygone、SAMURAIは本当に良いものを見た。

2つ目のオリ曲おめでとう!!サイレンめちゃくちゃかっこいいです。

 

 

●Gem Fragments(シブゲキ!)

三好大貴/ほか

黑世界で狂った流れでチケットとったやつ。めちゃくちゃファンタジー!推しのビジュアルが神。ずっとかっこいい。

舞台始まりのメディアミックス作品ということで後でドラマCDが出る。その先もいろいろあったらいいね。

ボヌールの女になると聞かされていたのに蓋を開けてみればボヌールはサジェスとかいう女神さまといちゃついていた……誰よその女!!笑

 

 

エレファント・マン(配信)

小瀧望

めっっっっっっっちゃくちゃ良かった。ギリギリで見始めたけど駆け足で2回見た。

みんな勝手に誰かに自分を見出して自分だけが知っているわかっていると思って、自分だけは違うと思って生きていくんだ……と鬱々した。私はメリックをピュアで優しいと思っているけど本当はそうじゃないかもしれない、なぜなら彼は鏡なので。

演出もはちゃめちゃに良くて、フレデリックの悪夢の中でメリックと役割が反転するところとか、対になるものが何かと良い。ケンダル夫人とメリック、泣ける。

 

 

○ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー‼️ ゴミ捨て場の決戦(配信)

ハイステガチ初見だけどめちゃくちゃおもろかった……研磨生きてた…………

これはハマる人がいるのわかる。話はもちろん良いし演出がおもろすぎる。大興奮。見てないやつ今見れるようなので冬休み中に見たい。

 

 

●ENTA!3(KT  Zepp Yokohama)

ふぉ〜ゆ〜

このご時世ゲストを呼べないので自分たちがゲストになる狂った公演。

自分が見た日は宇宙人(福)と大御所俳優(松)でした。

今年のコメディー好きだった。何せアニキがかっこいいので……

レポで見たら絶対嘘でしょと思うようなことが日々起こり続ける。何だったんだ?いろいろと。

オリ曲3つも増えて本当に贅沢。ありがとう。そばにBuddyが好きです。

 

 

●両国花錦闘士(明治座

原嘉孝/ほか

布教ブログ見てホイホイ観に行った。これもいろいろあった公演なんですがマジで最高。祭り。まずビジュアルからして最高に景気がいい。ミラーボールが回る公演は信頼できる。

年明けまた大阪で観ます。どすこいだ!

 

 

●DREAM BOYS(帝国劇場)

神宮寺勇太/岸優太/7MEN侍/美 少年

一般で取れた。ドリボって一般で取れるんだ……あとデジチケで当日まで席わからないしめっちゃ2階の隅の気持ちでいたから、向かう前に開いたとき1階D列って出て銀座で突然顔面蒼白になって立ち止まった。

終始嶺亜くん綺麗だよ…………と唱えて正気を保っていた。

去年からだけど話が整理されてすごくわかりやすくなったし曲も変わったりしてなるほど〜となったりめちゃくちゃ堂本光一!!って興奮したり、全然目が足りなかった……

嶺亜くんすごく声が通るようになって、感情が乗ってて、7MEN侍全体でのパフォーマンスもよくて、良かったなあ……良い現場締めくくりでした。

 

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